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『関東地域の今後を考える会』を開催しました。

  • 事務局
  • 2020年11月3日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年11月5日


小山グランドホテルにて、下記のとおり『関東地域の今後を考える会』を開催しました。

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第1部  コウノトリの現況と日本コウノトリの会の活動状況について 進行 佐竹

     「コウノトリ市民科学と定着促進活動」永瀬さんより説明

第2部 関東での活動について  進行:箕輪多津男(理事・野生動物救護獣医師協会)

     「コウノトリ市民科学から見た関東でのコウノトリ飛来状況」 大坂さんより説明

     「小山市でのコウノトリ飛来・繁殖について」 小山市ラムサール推進課野口さんより説明

     今後の活動について  討議

第3部 講演と自由討論  進行 佐竹 

     講 演  小山市長 浅野正富氏

    自由討議

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第1部では、市民の皆さんから寄せられた、コウノトリ市民科学のデータをもとに

「日本全体、東アジア伝体でコウノトリを守っていくネットワークがで来るといい。そのためには地域の取り組みを広げて交流することが大切になってくる」

「中国・韓国・台湾・日本のコウノトリが交流している現状を見ると、元々の分布域に戻ってきているのではないか」など分析結果を踏まえて、今後の課題などを話し合いました。



第2部では

 大阪さんの分析のまとめとして

・関東エリアで多くのコウノトリの目撃情報が寄せられている

・今まで関東エリアでは、16羽の飛来が確認→主に野田市放鳥の個体、兵庫県・福井県・徳島県から飛来

・関東エリアを広範囲に移動し、多くの個体と交流している→渡良瀬遊水地周辺~野田市周辺~神栖市周辺で報告

:利根川を移動経路としている?→同じ水田や河川・湿地で採餌していることが報告されている

・関東エリア周辺での目撃報告も徐々に増加→他地域から関東エリアへの飛来の可能性がある。

 関東地区の獣医師も参加してくださり、傷病鳥についての対応についても話し合いました。


第3部では、浅野正富市長より「コウノトリと田園都市小山」と題して講演していただきました。

浅野市長は「私たちが考える持続可能な社会の具体的なイメージとは、生物多様性が維持され生態系の頂点の生きもの『コウノトリ』と共生する社会」と話されまました。コウノトリを生物多様性の核としてしっかり取り組んでいきたいと話されました。


まとめとして、佐竹代表は、豊岡の自慢はコウノトリと共にやってきた歴史で、小山の歴史はラムサールの運動の地道な取り組みだと思うと。大阪さんの発表の中で、東京都江戸川流域での目撃情報から見ると、利根川沿いを移動しているのではないかということで、移動しつつ範囲を広げていることが市民科学により分かってきた。河川の流域で環境保全型の農業を広げていくことで繁殖地も広がるのではないかと思われると提案しました。


そのほか、関東のコウノトリの根幹を担っておられる野田市コウノトリファーム、16年の願いが叶い、来春から飼育施設を設置される鴻巣こうのとり育む会、渡良瀬遊水地見守り隊、農家、野鳥の会、獣医師の皆さんからも貴重なご意見をいただきました。



最後に、豊岡市コウノトリ共生課の宮垣課長補佐から

「コウノトリの取り組みのイデオロギー、エネルギーはどこからと考えると「愛情」からだと気づいた。

小山へ来て、ひかる君、歌ちゃんへの愛情、市民科学がやっていることの凄さ、関東でのエネルギーを感じた。来年度の『コウノトリ未来・国際会議」にぜひ参加してほしいと呼びかけられました。




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