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放鳥20周年記念の集い「コウノトリ市民科学~さらなる進歩をめざして~」を開催いたしました

  • 執筆者の写真: ktabiraki
    ktabiraki
  • 6月30日
  • 読了時間: 3分

6月30日(月) 放鳥20周年記念の集い「コウノトリ市民科学~さらなる進歩をめざして~」を開催いたしました。

約70名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

佐竹代表の挨拶のあと、地元豊岡市の門間市長より歓迎の挨拶をいただき、兵庫県立コウノトリの郷公園の上甫木園長、栃木県小山市の淺野市長より挨拶をいただきました。 東京大学名誉教授の鷲谷いづみ先生より「コウノトリが身近にいる幸せ」と題して講演をいただき、地球環境の現状や危機について、持続可能な地域の状況やその障害、その中でのコウノトリや生息する湿地の持つ力についてお話をいただき、コウノトリ市民科学が持つ役割やこれから役立つ方向についてのお話をいただきました。


次に東京大学地球環境データコモンズ 安川雅紀准教授より「コウノトリ市民科学の現在と新たな挑戦」として、報告をいただきました。

コウノトリ市民科学のステップとしては、①私たち市民が観察を行って情報を登録する ②市民自身もがデータの解釈を行う ③課題(テーマ)の設定段階から参画する ④市民と研究者が共に課題(テーマ)や収集と解析を行う

があるとのことです。

現在は①の段階が主になっていますが、現在のフェーズは③に入って来ているように考えられ、共に進めていければと結ばれました。


パネルディスカッションでは、コーディネーターを鷲谷いづみ先生に務めていただき、パネリストとして安川先生、豊岡市コウノトリ共生課の宮垣均課長、日本コウノトリの会の大坂真希、日本コウノトリの会(コウノトリ市民科学事務局)の森薫の4名に登壇いただきました。


安川先生からは事前に寄せられた意見についての説明をされ、今後のシステム構築の方針を示しました。

宮垣課長からは「豊岡市生物多様性地域戦略」の中での活用を行っており、これからも指標としての活動として頼りにしていることを話されました。

コウノトリ市民科学のデータ分析をしている大坂さんからは「個体のパーソナリティーと市民の観察眼による新たな視点をいただきたい」と、調査員の方と共にデータ分析に向かう事を呼びかけました。

コウノトリ市民科学事務局の森さんからは、これまでのデータの活用や情報により明確になったことを示し、加えてコウノトリ市民科学はデータを将来へ継承することが可能なシステムであり、「個体番号が分からなくても、その場所にコウノトリがやって来ていた」という事を登録いただき、将来の世代に繋げていきたいと呼びかけました。


懇親会では、世羅町のコウノトリ保全地域協議会の竹内会⾧に乾杯の音頭をいただき、皆さんとより深い交流の時間となりました。

 
 
 

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