「水辺を守り、育てる」集いを開催しました。


7月16日(土曜日:14時~18時)じばさんTAJIMAにて

「水辺を守り、育てる」集いを下記のプログラムのとおり開催いたしました。

(主催:日本コウノトリの会・豊岡市)参加者159名(内 高校生39名)

プログラム

主催者挨拶 関貫豊岡市長

趣旨説明  佐竹代表

講演

細谷和海氏 近畿大学名誉教授 前日本魚類学会会長

「淡水魚から見たラムサール登録湿地としての円山川」

尾崎清明氏 山科鳥類研究所副所長 前日本鳥学会会長

「希少水鳥類の保全~トキ・ヤンバルクイナなど~」

キム・ウンジン氏 流域環境保全ネットワーク理事

「世界の流れ(SDGs)とコウノトリ野生復帰」


細谷先生は円山川のルーツや海と往復する魚たちを説明してくださり

円山川は日本の淡水魚にとって分布の「へそ」で

魚類層は多様性の高いと話されました。

なぜ戸島湿地にはたくさんの生き物がいるのか?については

・汽水域はecotoneであるから。

・ecotoneとは2つの異なる生態系の重複部分でどちら性質をも兼ね備えたあいまいな生態系のこと。るから。

・ 汽水域の生物相が豊かなののはedge effectすなわち周縁効果による。

・Edge effectとは2つの異なる生物群に加えてecotoneにしか棲まない

 edge speciesすなわち周縁種からなる多様性のことを言う。

豊岡の水辺に親しみ、円山川の生きものを知り、守っていこうと

湿地の大切さ、学生の質問にも丁寧に答えてくださいました。

尾崎先生は円山川周辺では多くの鳥類が観察されていて

ヨシ原の存在は重要であると話されました。

希少鳥類の状況を教えてくださり

なぜ希少鳥類を保護するのかについては

種の絶滅は重大で取り返すことができない

・生物の多様性の価値は重要

・かつての人間の行為によって絶滅に瀕している生物の回復には責任がある

・豊かな自然、ゆとりある人間生活に必要

今後同じような絶滅の危機を招かないように私たちの生活スタイルにも工夫が望まれる。

どのように守っていくのか

・息域内での保全が基本

・希少種は常に生息状況(個体数や分布など)のモニタリングが必要

・人工飼育、増殖、再導入の技術を早めに蓄積

・生息状況の異常が認められたら、原因を究明

・効果的な対応策を早急に実施

・生息域内と域外の保全の補完・調和

・生息地域を始め、多くの人の理解と協力を得る

と、丁寧に説明してくださいました。

キム・ウンジン先生は湿地の重要性と経済価値について説明。

人里での野生復帰の取り組みは世界でも例をみない取り組みで

SDGsの項目をいくつもクリアしている。

豊岡の次のステップ として

SDGs豊岡の持続可能な社会つくり

円山川下流域・周辺水田, 湿地のメリットを最大生かせるスローガンを考え

修学旅行、校外学習を統合したSDGSエココンテンツを提供し

食、環境、農業がつながる学習場所として

発展する可能性が非常に高いと話されました。


今回の集いは、円山川下流域・周辺田んぼがムサール条約に登録をされて10周年の記念の年に

普段はあまり意識していない条約の意味を、たまには皆で集いを活れることが必要ではないかと計画しました。

範囲や活動を振り返り、水辺つくりの和を広げるためのシステムつくりを

治水と折り合いを見つけて考えていきたいです。


講師の皆様、講演のお願いに快諾していただき、遠路よりお越しくださり、ありがとうございました。 明日への励みとなりました。

参加者は159名でその内39名は高校生でした。兵庫県立大学院からも参加してくださり、若い世代と共に考える場をもてたことが、大きな喜びでした。











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